トップページ爆弾低気圧データ2021年01月06日発生の低気圧

爆弾低気圧データ
2021年01月06日発生の低気圧

発生日時: 持続時間:
最大発達率: 1.38(40.0N, 145.0E) 最低中心気圧:
経路
アメダス
850hPa風速

hPa(N,E)

最大発達率1.38の地点

 
天気図
衛星写真
310K渦位
災害情報
[被害情報]
2021年(令和3年)1月6日に日本海で発生した低気圧は、急速に発達しながら北東進し、北日本を通って千島近海へ進んだ。この低気圧による暴風や積雪などの影響で少なくとも26都道府県で死者35名を含む人的被害、交通障害、建物被害、ライフラインの障害などが発生した。
① 北海道では、死者2名の人的被害が生じた。交通機関に関しては、高速道路6路線、国道4路線において通行止め、JR北海道644本が運休、新千歳空港の139便、丘珠空港の11便、津軽海峡フェリーの1便が欠航するなどの障害が生じた。ライフラインに関しては、約130戸で停電が発生するなどの障害が生じた。
② 青森県では、死者5名の人的被害が生じた。交通機関に関しては、8日にJR東日本の在来線5線全線、弘南鉄道の大鰐線と弘南線の全線、津軽鉄道の10本が運休、青森空港の14便、三沢空港の全便が欠航するなどの障害が生じた。
③ 岩手県では、死者2名の人的被害が生じた。交通機関に関しては、JRで少なくとも51本、道南いさりび鉄道の少なくとも16本が運休するなどの障害が生じた。
④ 秋田県では、死者5名の人的被害が生じた。交通機関に関しては、JR各線で運休が多数発生した。住宅被害は一部破損192棟が生じた。ライフラインに関しては、66,982戸で停電、秋田市の26戸、八峰町の30戸で断水が発生するなどの障害が生じた。また、農作物と栽培施設などを合わせた被害額は約2億7480万円となった。
⑤ 山形県では、死者2名、重傷者9名、軽傷者8名の人的被害が生じた。交通機関に関しては、7日から8日にかけて山形新幹線が終日運休するなど、JR各線で運休が多数発生した。また、山形空港の少なくとも3便が欠航するなどの障害が生じた。住宅被害は一部破損28棟が生じた。また、酒田港において防波堤の一部が破損した。
⑥ 栃木県では、軽症者1名の人的被害が生じた。住宅被害は一部破損1棟が生じた。
⑦ 千葉県では、重傷者1名、軽傷者5名の人的被害が生じた。
⑧ 新潟県では、死者7名、重傷者4名、軽傷者16名の人的被害が生じた。交通機関に関しては、高速道路5路線、国道1路線において通行止めが発生したほか、7日にはJR全線が終日運休、新潟空港と佐渡汽船の全便が欠航、8日もJR5路線5区間で終日運休となるなどの障害が生じた。住宅被害は半壊1棟、一部破損19棟が生じた。農林水産関連においては、農業用ハウスの倒壊・破損639件(うち全壊32件)、畜産用施設の倒壊・破損32件、農業用倉庫等の倒壊・破損19件、漁船の転覆・沈没等6隻、漁協事務所の損傷2件が発生した。ライフラインに関しては、51,420戸で停電、上越市の1戸で断水が発生するなどの障害が生じた。
⑨ 富山県では、死者3名、重傷者24名、軽傷者43名の人的被害が生じた。交通機関に関しては、高速道路3路線、県道18箇所において通行止め、北陸新幹線6本が運休、JR各線で運休が多数発生するなどの障害が生じた。住宅被害は一部破損4棟、床下浸水2棟が生じた。農林水産関連においては、農業用ハウスの倒壊・破損132件(うち全壊84件)、農業用倉庫等の倒壊・破損6件、畜産用施設の倒壊・破損9件、漁船の転覆・沈没等10隻が発生した。また、倒木や積雪により氷見市の88世帯168人、小矢部市の3世帯4人が一時孤立した。ライフラインに関しては、約440戸で停電が発生するなどの障害が生じた。
⑩ 石川県では、死者2名、重傷者6名、軽傷者39名の人的被害が生じた。交通機関に関しては、高速道路1路線、国道1路線において通行止め、7日の小松空港と能登空港の全便が欠航、北陸新幹線が11本運休、JR各線で運休が多数発生するなどの障害が生じた。住宅被害は一部破損52棟、床下浸水2棟が生じた。農林水産関連においては、農業用ハウスの倒壊・破損307件、畜産用施設の倒壊・破損3件が発生した。また、倒木により七尾市の39世帯84人、宝達志水町の18世帯36人が一時孤立した。ライフラインに関しては、金沢市など11市町で延べ約8100戸で停電が発生するなどの障害が生じた。
⑪ 福井県では、死者6名、重傷者12名、軽傷者59名の人的被害が生じた。交通機関に関しては、高速道路2路線、国道1路線において通行止め、JR北陸本線が10日に終日運休、JR越美北線の一部区間が8日から14日にかけて7日間終日運休、福井鉄道が9日から10日にかけて2日間終日運休、えちぜん鉄道三国芦原線が9日から10日にかけて2日間終日運休、えちぜん鉄道勝山永平寺線が9日から12日にかけて4日間終日運休、京福バスの全線が9日から11日にかけて3日間終日運休するなどの障害が生じた。住宅被害は全壊1棟、半壊1棟、一部破損1棟、床上浸水2棟、床下浸水14棟が生じた。農林水産関連においては、農業用ハウスの倒壊・破損130件が発生した。ライフラインに関しては、約80戸で停電が発生するなどの障害が生じた。
⑫ 岐阜県では、死者1名の人的被害が生じた。交通機関に関しては、JR高山線が一部運休、長良川鉄道が終日運休、岐阜バスの路線バスが終日運休、白鳥交通の全路線が終日運休、加越能バス高山線が全便運休するなどの障害が生じた。農林水産関連においては、下呂市のビニールハウス損壊4棟、ほうれんそうの損傷0.6 aが発生した。また、積雪により郡上市の110世帯243人が一時孤立した。ライフラインに関しては、飛騨市の10戸で断水が発生するなどの障害が生じた。
⑬ 京都府では、京都市の900戸、福知山市の132戸、和束町の168戸で断水が生じるなどのライフライン障害が発生した。
⑭ 鳥取県では、軽傷者2名の人的被害が生じた。交通機関に関しては、特急スーパーはくと号の一部区間で運休するなどの障害が生じた。
⑮ 島根県では、重傷者1名、軽傷者15名の人的被害が生じた。交通機関に関しては、高速道路2路線において通行止め、JR木次線の一部区間が7日から8日にかけて運休するなどの障害が生じた。ライフラインに関しては、約80戸で停電、大田市の132戸、邑南町の130戸、川本町の50戸、浜田市の2,082戸で断水が発生するなどの障害が生じた。
⑯ 岡山県では、強風の影響によりJR瀬戸大橋線の一部が運休するなどの交通障害が生じた。また、赤磐市の91戸、矢掛町の500戸で断水が発生するなどのライフライン障害が生じた。
⑰ 広島県では、重傷者1名、軽傷者2名の人的被害が生じた。交通機関に関しては、高速道路1路線において通行止め、JR可部線で運休や遅延が多数発生、広島空港の少なくとも5便が欠航するなどの障害が生じた。ライフラインに関しては、廿日市市の560戸で断水が発生するなどの障害が生じた。
⑱ 山口県では、高速道路2路線、国道1路線において通行止め、JRの山陽線が8本運休、山口線と美祢線が一部運休、山口宇部空港の東京便が7往復欠航するなどの交通障害が生じた。ライフラインに関しては、約250戸で停電、岩国市の890戸、長門市の2,050戸、萩市の727戸で断水が発生するなどの障害が生じた。
⑲ 徳島県では、徳島自動車道において通行止めが発生するなどの交通障害が発生した。ライフラインに関しては、東みよし町の1,000戸で断水が発生するなどの障害が生じた。
⑳ 愛媛県では、松山自動車道において通行止めが発生するなどの交通障害が生じた。
高知県では、中村宿毛道路において通行止めが発生するなどの交通障害が生じた。ライフラインに関しては、四万十市の1,270戸で断水が発生するなどの障害が生じた。また、道路凍結による物損事故が12件発生した。
福岡県では、重傷者2名、軽傷者105名の人的被害が生じた。交通機関に関しては、高速道路3路線、有料道路3路線、国道2路線において通行止め、JRの一部が運休、福岡空港の少なくとも130便が欠航、9日には西日本鉄道の高速バス全便が終日運休するなどの障害が生じた。ライフラインに関しては、赤村の450戸、香春町の3,672戸で断水が発生するなどの障害が生じた。
佐賀県では、高速道路3路線において通行止め、佐賀空港の一部便が欠航、鉄道各路線で運休や遅延が相次ぐなどの交通障害が生じた。
長崎県では、重傷者1名、軽傷者19名の人的被害が生じた。交通機関に関しては、高速道路3路線、有料道路4路線において通行止め、JR長崎線と佐世保線の一部区間で運休、五島バスと壱岐交通が8日に終日運休するなどの障害が生じた。ライフラインに関しては、壱岐市の170戸で断水が発生するなどの障害が生じた。
熊本県では、8日に熊本空港の13便、天草空港の全便が欠航するなどの交通障害が生じた。
大分県では、高速道路2路線において通行止めなどの交通障害が生じた。ライフラインに関しては、宇佐市の130戸、杵築市の80戸、九重町の782戸、由布市の80戸で断水が発生するなどの障害が生じた。


[気象・海象状況]
この低気圧の影響で、7日に山形県酒田市飛島で最大風速31.9 m/s、秋田県山本郡八峰町八森で最大瞬間風速42.4 m/sなど、7地点で最大風速、10地点で最大瞬間風速の観測史上1位を更新した。低気圧が日本列島を通過した後、西高東低の気圧配置が強まり日本の上空に強い寒気が流れ込んで、9日に新潟県上越市高田で24時間降雪量103 cmなど、8地点で24時間降雪量の観測史上1(アメダス観測値による統計)を更新する大雪となった。