冬季日本海で発生するメソ対流系
冬は日本海側では例年、雪による影響を強く受けます。その降雪のメカニズムを研究する試みは昔から行われており、ご覧の図は、2001年冬季日本海において様々な研究機関によって行なわれました、戦略的基礎研究 "メソ対流系の構造と発生・発達のメカニズムの解明"による「冬季日本海メソ対流系観測 2001」での、新潟県青海町に設置された防災科学研究所のドップラーレーダーのPPI画像です。これを見ると数10kmの間に様々な擾乱が発生している様子がわかります。しかし、このような擾乱の発生・発達のメカニズムは不明な点が多いのが現状です。
防災科研青海レーダーの仰角1.7゚のPPI画像(左:反射強度、右:ドップラー速度)。
反射強度は10dBZから4dBZ間隔、ドップラー速度は-16m/sから4m/s間隔(+がレーダーから遠ざかる向き)のカラースケール。(防災科学技術研究所との共同研究)
反射強度は10dBZから4dBZ間隔、ドップラー速度は-16m/sから4m/s間隔(+がレーダーから遠ざかる向き)のカラースケール。(防災科学技術研究所との共同研究)
作成: 川原靖広