爆弾低気圧データ
2009年01月30日発生の低気圧
発生日時: |
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持続時間: |
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最大発達率: |
1.40(40.0N, 153.8E) |
最低中心気圧: |
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- 経路
- アメダス
- 850hPa風速
- 天気図
- 衛星写真
- 310K渦位
- 災害情報
[被害情報]
2009年(平成21年)1月30日にトカラ列島付近で発生し、日本南岸を北上しながら日本の東海上で急激に発達した低気圧の影響で、少なくとも5府県で建物被害、交通障害が発生した。
①宮城県では、31日に霰と積雪により航空機14便の欠航が生じた。
②愛知県では、伊良湖港沖で伊勢湾内に停泊しようとした貨物船が強風で流され座礁した。
③京都府では、31日に北近畿タンゴ鉄道宮津線で4本運休、9本部分運休、17本遅延の交通傷害が発生し、約700人に影響が生じた。2月1日には和束町湯船で長さ10 kmにわたり土砂崩れが生じた。
④岡山県では、強風により非住家7棟で建物被害が生じた。
⑤宮崎県では、31日に日豊本線で倒木が発生した。
[気象・海象状況]
この低気圧の影響で、月最大24時間降水量が29日に鹿児島県名瀬で202.0 mm、31日に静岡県御前崎で145.0 mmとなり1月の記録を更新した。31日に日降水量が千葉県大多喜で123.0 mm、静岡県御前崎で117.0 mmとなるなど東日本を中心に13地点以上で1月の記録を更新した。同日に日最大1時間降水量が三重県南伊勢で74.0 mm、小俣で55.5 mm、鳥羽で51.0 mm、阿児で30.5 mm、静岡県御前崎で35.0 mmとなり1月の記録を更新した。宮城県江ノ島では日最大瞬間風速38.7 m/s、福島県小名浜で29.3 m/s、福井県小浜で27.4 m/sを観測し、1月の記録を更新した。また太平洋側では大しけとなり、31日20時に宮城県江ノ島で7.57 mの波高を観測した。