トップページ爆弾低気圧データ2013年11月10日発生の低気圧

爆弾低気圧データ
2013年11月10日発生の低気圧

発生日時: 持続時間:
最大発達率: 2.20(48.8N, 146.2E) 最低中心気圧:
経路
アメダス
850hPa風速

hPa(N,E)

最大発達率2.20の地点

 
天気図
衛星写真
310K渦位
災害情報
[被害情報]
 2013年(平成25年)11月10日に日本海北部で発生し、オホーツク海上で急激に発達した低気圧の影響で、少なくとも5道県で建物被害や交通障害などが発生した。
①北海道では、10日に床上浸水1件、文教施設の一部損壊などの建物被害が生じた。航空機4便が欠航、フェリー10便が欠航する交通障害が生じた。22戸で断水、約1,300戸で停電するライフライン障害が生じた。
②青森県では、10日に航空機2便が欠航、13日にJR奥羽線で積雪により傾いた木に特急が接触し、37本運休、3本遅延の交通障害が生じた。
③秋田県では、10日に突風により窓ガラス破損などの建物被害が生じた。
④新潟県では、11日に航空機2便が欠航する交通障害が生じた。
⑤長野県では、12日に降雪により約1,000万円の農業被害が生じた。

[気象・海象状況]
 この低気圧の影響で、北日本で暴風が吹き荒れ、日本海側を中心に雪となり、九州では豪雨を観測した。10日に北海道えりも岬で最大瞬間風速42.7 m/s、稚内空港で27.8 m/sを記録し、11月の記録を更新した。同日には長崎県壱岐空港で1時間に降水量76.5 mm、鹿児島県田代で60.0 mm、宮崎県えびので42.0 mmを記録し、11月の記録を更新した。また、長崎県長崎で10分間に降水量19.0 mm、熊本県牛深で18.5 mmを記録し、11月の記録を更新した。海上ではオホーツク海や千島近海で大しけとなった。