爆弾低気圧データ
2018年01月22日発生の低気圧
発生日時: |
|
持続時間: |
|
最大発達率: |
2.13(38.8N, 148.8E) |
最低中心気圧: |
|
- 経路
- アメダス
- 850hPa風速
- 天気図
- 衛星写真
- 310K渦位
- 災害情報
[被害情報]
2018年(平成30年)1月22日に九州南岸で発生し、北東進しながら急速に発達した低気圧の影響で、少なくとも1都1道16県で多数の人的被害、建物被害、交通障害、ライフラインの障害などが発生した。
① 北海道では、住家のベランダの破損、外壁や屋根の剥離などの建物被害、航空機、フェリー、鉄道、バスの欠航・運休、道路の通行止めなどの交通障害、停電などの被害が発生した。
② 宮城県では、死者2人、軽傷者3人の人的被害が発生した。
③ 秋田県では、重傷者2人、軽傷者2人の人的被害、住家の一部破損1棟などの被害が発生した。
④ 山形県では、死者2人の人的被害が発生した。
⑤ 福島県では、大雪による航空機の欠航、鉄道の運休、道路の通行止めなどの交通障害が発生した。
⑥ 茨城県では、積雪や路面凍結による転倒などの人的被害(死者1人、負傷者84人)、航空機の欠航、鉄道の運転見合わせ、道路の通行止めなどの交通障害が発生した。
⑦ 栃木県では、積雪や路面凍結による転倒などの人的被害(重傷者4人、軽傷者47人)、鉄道及びバスの運休、道路の通行止めなどの交通障害が発生した。
⑧ 群馬県では、除雪作業中の事故による人的被害(重傷者4人、軽傷者2人)、鉄道の遅延、バスの運休、道路の通行止めなどの交通障害が発生した。
⑨ 埼玉県では、積雪や路面凍結による転倒などの人的被害(重症者11人、中等症者56人、軽症者219人)、鉄道の運休、道路の通行止めなどの交通障害が発生した。
⑩ 千葉県では、積雪や路面凍結による転倒などの人的被害(重傷者7人、軽傷者151人)、成田国際空港で欠航187便、他空港変更30便、時間外運行21便、フェリーの欠航5便、鉄道の運休194本(約125,000人に影響)、道路の通行止め、約23,600件の停電などの被害が発生した。
⑪ 東京都では、降雪による転倒などの人的被害(軽傷者592人)、航空機、船舶、鉄道、バスの欠航・運休、道路の通行止めなどの被害が発生した。
⑫ 神奈川県では、雪による歩行者の転倒などの人的被害(重傷者1人、軽傷者60人)が発生した。
⑬ 新潟県では、死者1人、軽傷者6人の人的被害、住家の一部破損3棟などの被害が発生した。
⑭ 福井県では、軽傷者1人の人的被害が発生した。
⑮ 山梨県では、軽傷者4人の人的被害が発生した。
⑯ 静岡県では、軽傷者2人の人的被害が発生した。
⑰ 島根県では、積雪による竹の電線への接触により約250戸で停電が発生した。
⑱ 岡山県では、大雪によるスリップ事故69件(軽傷者6人)、鉄道の運休14本、遅延69本などの被害が発生した。
[気象・海象状況]
この低気圧の影響で、最大瞬間風速において、23日には新潟県両津39.0 m/s、北海道奥尻29.7 m/sなど北海道の3地点、24日には東京都新島26.7 m/s、25日には秋田県八森30.5 m/sなどを記録し、いずれも1月の極値を更新した。また日降雪量は、22日に東京23 cm、24日に新潟県守門72 cmなどを記録した。